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(曲:操車場のテーマ[パーシーとハロルドVer] 場面:本線)
(ポーポー/ゴードンの汽笛)
(ポッポッポー/ジェームスの汽笛)
ソドー島の本線は大忙しだ。どうしても機関車の数が足りない。
そこで、トップハムハット卿は2台のディーゼル機関車を呼ぶことにした。
(曲終了)
(場面:機関庫)
1台は優しそうだが、もう1台は人相が悪い。
悪そうなディーゼルが機関庫を見渡してブツブツ言った。
悪ディーゼル「おいおい、ガラクタだらけじゃないか。そろそろ俺達がこの鉄道を引き受ける頃だな。」
良ディーゼル「そんなことを言っても、ここは蒸気機関車の鉄道だよ。」
人の良いディーゼルが言い返した。
機関車達はみんな腹を立てた。ダックは言い返した。
ダック「ディーゼル機関車なんてゴロゴロうめくだけでインチキだらけじゃないか。蒸気機関車は勇敢なんだ。ピストン棒が外れたり、洪水になってもしっかり走るんだぞ。」
悪ディーゼル「故障なんかするもんか。俺達は頼りになる機関車なんだ。」
良ディーゼル「もうよせよ。」
(場面:本線)
次の朝、ヘンリーは具合が悪かった。
ヘンリー「なんか体が重たいなあ。」
機関士「きっとそれは調速機の故障だよ。修理をすればすぐに直るさ。」
(場面:信号所)
(ポーポー/ヘンリーの汽笛)
しかし、信号所に着くと、ヘンリーは元気がなくなった。
昨日の人の悪いディーゼル機関車が止まっているのだ。
ヘンリーは故障を笑われるだろうと思った。
ヘンリー「まいったなあ。」
しかし、それどころではなかった。ディーゼル機関車は故障しているのだ。
信号手がヘンリーのもとへやってきた。
信号手「大変だヘンリー、このスパムカンみたいな機関車が動けなくなって本線を塞いでるんだ。もうすぐ他の列車が通るのに、こいつときたらまったく。こいつを待避線へどかしてくれないか。」
悪ディーゼル(以下スパムカン)「スパムカンだって!?俺は・・・」
信号手「うるさいやつだ。おとなしくしないと缶切りで開けてしまうぞ。」
信号手はスパムカンを黙らせた。そして、ヘンリーはスパムカンと列車を待避線へと動かした。
その横を、人の良いディーゼル機関車の列車が熊のようにゴロゴロ言いながら通過した。
(ブーン/良ディーゼルの唸り声)
ヘンリー「あっ、仲間が通り過ぎたぞ。」
ヘンリーはくすくす笑った。スパムカンは聞こえないふりをした。
仲間に気づかれたくなかったからだ。
(曲:救出のテーマ)
しかし、仲間はそれに気づくどころではなかった。
ブレーキ車が故障して、列車がだんだん重くなっていたのだ。」
良ディーゼル「助けてくれぇ〜。」
そしてとうとう止まってしまった。
(曲終了)
機関士「やれやれ、あいつも故障したよ。信号手があいつもどかせと言うんだ。」
ヘンリー「はっはっは、僕は彼らに笑われると思ったのに、僕が笑うことになっちゃったな。さあ、いこう。」
ヘンリーはスパムカンとその列車を引っ張りながら、救助に向かった。
(曲:「せんろのうし」でヘンリーが駅に戻る時の曲)
(曲終了)
ディーゼル機関車は熊のように声を上げながら止まっていた。
ヘンリーはブレーキ車の後ろについた。
機関士がブレーキ車を調べながら言った、
機関士「こっちは思ったよりマシだよ。ブレーキに気をつければ自分で列車を引けるからね。重荷になるのは、後ろのスパムカンだけさ。」
(ポーポーポー/ヘンリーの汽笛)
ヘンリー「よし、いくぞ。」
良ディーゼル「こっちもOK!」
(ブウーン/良ディーゼルの警笛)
(曲:ヘンリーのテーマ)
行列は順調に動き出した。
(場面:エドワードの駅)
列車は無事に次の駅に着いた。
(曲終了)
駅では、ドナルドとダグラスが出迎えてくれた。トップハムハット卿もいる。
ドナルド「ヘンリーは勇敢ですな。」
ダグラス「本当に素晴らしい機関車ですわ!」
彼らは、2台のディーゼル機関車の列車を引き受け、引っ張って行った。
(曲:ハット卿のテーマ)
ハット卿はカンカンだ。彼はスパムカンを見ながら言った。
ハット卿「まったく困った機関車だ、文句を言うだけでちっとも役に立たん。お前はもうここにいなくていい。送り返してしまおう。」
スパムカンは面目丸つぶれだ。彼はとても恥ずかしかった。
そして、ハット卿はヘンリーを褒め称えた。
ハット卿「ヘンリー、君は故障をしていたのに実にすばらしい働きをした。この鉄道の誇りだ。明日修理工場で調速機を直してもらうがいい。」
ヘンリー「ありがとうございます。」
良ディーゼル「君も故障をしていたのかい?」
ヘンリー「ああ、でも良くあることさ。」
良ディーゼル「それは知らなかったよ。それなのに、僕らを助けてくれて。夕べも失礼をして悪かったよ。」
ヘンリー「気にするなよ、君はあのスパムカンをたしなめてくれたんだ。君も素晴らしい機関車だ。」
(曲:ヘンリーのテーマ)
(場面:本線〜操車場〜機関庫)
まもなくヘンリーは修理され、ディーゼル機関車といっしょに働いた。
ヘンリーは彼にいろいろなことを教えてやった。そして、機関庫の仲間に入れてあげた。
みんなはこのディーゼル機関車のことをベアーと呼んだ。
(曲終了)
何故って、熊みたいな唸り声をあげるからだ。
(曲:エンディング)
(ゴードン、ジェームス、ヘンリー、ドナルド、ダグラス、ダックの汽笛の大合唱)
ベアーも名前をつけてもらい、大いに喜んだ。
このお話の出演はヘンリー、ダック、ドナルドとダグラス、スパムカン、そしてベアーでした。
エキストラ:
ゴードン(最初の本線の場面で客車を牽いている&最後に機関庫にいる)
ジェームス(同上)
エドワード(エドワードの駅で貨車を牽きながらヘンリーらの行列とすれ違う。)
トレバー(上述のエドワードの貨車に乗っている)
原作23巻2話「ヘンリーの大かつやく」をTV版にしてみました。
くまっていい機関車なのにTVに出てこない・・・。
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